- 册数: 5
- 插图: 睦月ムンク
- 出版社: 富士見書房
- 文库: 富士見ミステリー文庫
- 开始: 2004-01
- 结束: 2005-08
- 作者: 田代 裕彦
『平井骸惚此中ニ有リ』(ひらいがいこつこのなかにあり)は、田代裕彦による日本のライトノベル作品。イラストは睦月ムンク。富士見ミステリー文庫刊。第3回富士見ヤングミステリー大賞の大賞受賞作であり、その後シリーズ化され5巻で完結した。
富士見ミステリー文庫の中でも、本格ミステリーの雰囲気が色濃い作品である。また、敬体を使用した独特の語り口も特徴的な雰囲気を作り出している。作中、江戸川乱歩をはじめ、大正時代に活躍した実在人物についての記述があるなど、パラレルワールド化していないのも特徴。
ことの起こりは大正12年(1923)の東京。主人公、河上太一は東京帝國大學に合格した秀才であるが、探偵小説作家に憧れて、尊敬する作家、平井骸惚の門扉を叩く。めでたく住み込みすることかなった太一は、なにかと突っかかってくる長女の涼、「兄様」と慕ってくれる次女の潑子に振り回されながら、骸惚に師事する日々。そんななか、平井家のもとに、一通の手紙が届く。それは、骸惚の友人の文藝評論家が変死した、というもので……。
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富士見ミステリー文庫の中でも、本格ミステリーの雰囲気が色濃い作品である。また、敬体を使用した独特の語り口も特徴的な雰囲気を作り出している。作中、江戸川乱歩をはじめ、大正時代に活躍した実在人物についての記述があるなど、パラレルワールド化していないのも特徴。
ことの起こりは大正12年(1923)の東京。主人公、河上太一は東京帝國大學に合格した秀才であるが、探偵小説作家に憧れて、尊敬する作家、平井骸惚の門扉を叩く。めでたく住み込みすることかなった太一は、なにかと突っかかってくる長女の涼、「兄様」と慕ってくれる次女の潑子に振り回されながら、骸惚に師事する日々。そんななか、平井家のもとに、一通の手紙が届く。それは、骸惚の友人の文藝評論家が変死した、というもので……。