最強の「同期生」が語る知られざる日本漫画史。
一条「ライバルはもりたじゅんちゃんだった」
もりた「二人が先に成功して、寂しかった」
弓月「ボクはいつでも離れ小島なんだ」
一九六七(昭和四二)年、集英社の少女漫画誌「りぼん」が催した「第一回りぼん新人漫画賞」は三人の入賞者を輩出した。
後の一条ゆかり(準入選)・もりたじゅん(佳作)・弓月光(準入選)の三人である。
一条は『砂の城』『有閑倶楽部』などのミリオンセラーを生み出し、少女漫画に不動の地位を築く。もりたはいち早く<レディーズコミック>の分野を切り拓く一方、本宮ひろ志夫人としてその活動を支える役割も担った。三人のうちで唯一の男性であった弓月は、少女誌→少年誌・青年誌と媒体を移しながら、一貫してコメディのヒット作品を出し続けている。
今まであまり語られることのなかった彼らの45年間の漫画人生をたどることで、戦後少女漫画の歴史を描き出す!
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一条「ライバルはもりたじゅんちゃんだった」
もりた「二人が先に成功して、寂しかった」
弓月「ボクはいつでも離れ小島なんだ」
一九六七(昭和四二)年、集英社の少女漫画誌「りぼん」が催した「第一回りぼん新人漫画賞」は三人の入賞者を輩出した。
後の一条ゆかり(準入選)・もりたじゅん(佳作)・弓月光(準入選)の三人である。
一条は『砂の城』『有閑倶楽部』などのミリオンセラーを生み出し、少女漫画に不動の地位を築く。もりたはいち早く<レディーズコミック>の分野を切り拓く一方、本宮ひろ志夫人としてその活動を支える役割も担った。三人のうちで唯一の男性であった弓月は、少女誌→少年誌・青年誌と媒体を移しながら、一貫してコメディのヒット作品を出し続けている。
今まであまり語られることのなかった彼らの45年間の漫画人生をたどることで、戦後少女漫画の歴史を描き出す!