俺、市ヶ谷碧人は、血の繋がらない妹、市ヶ谷雫に死ぬほど嫌われていた。
ラブコメにありがちなお兄ちゃん大好き義妹など空想上の産物。口を開けば邪魔だの死ねだの、リアル義妹に散々言われる毎日。
そんな扱いにも慣れ、義妹との関係も諦めかけていたそんな時。
俺の気まぐれでついた嘘が。
俺たち兄妹の関係を大きく変えることになる。
「……クソ兄貴……催眠術、ちゃんとかかってるよね?」
「お、おう。かかってるぞ……むにゃむにゃ」
「じゃあ、キスして」
「へ……?」
毎日死ね死ね言ってくる義妹が、俺が寝ている隙に催眠術で惚れさせようとしてくるんですけど……!
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ラブコメにありがちなお兄ちゃん大好き義妹など空想上の産物。口を開けば邪魔だの死ねだの、リアル義妹に散々言われる毎日。
そんな扱いにも慣れ、義妹との関係も諦めかけていたそんな時。
俺の気まぐれでついた嘘が。
俺たち兄妹の関係を大きく変えることになる。
「……クソ兄貴……催眠術、ちゃんとかかってるよね?」
「お、おう。かかってるぞ……むにゃむにゃ」
「じゃあ、キスして」
「へ……?」
毎日死ね死ね言ってくる義妹が、俺が寝ている隙に催眠術で惚れさせようとしてくるんですけど……!