白やぎさんはもうすぐ僕を忘れてしまう。
ここは五番街。
看板のないアンティーク店に住むのは、
“白やぎさん”こと白山洋子。
主食は手紙。
託の目の前で倒れてしまった白やぎ。
黒やぎいわく、白やぎはもうすぐ
すべての記憶を失うという。
「白やぎさんに忘れられる」
そのことに動揺を隠せない託が、
最後に下した決断とは――?
【編集担当からのおすすめ情報】
『五番街の白やぎさん』ついに完結です。
白やぎが記憶を失う理由。
その鍵を握る繋と、そして黒やぎの秘密。
そして託の決断――
幕が閉じる最後まで、どうぞお付き合いください!
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