ライナが「好き」だと言った。初めはその意味がわからなかった。万年眠そうでやる気のないライナ・リュートが、好きだと言って。それにフェリスは戸惑う。「…私のことが好き、だと?」ローランドから遠く離れ、ずっと二人で旅を続けてきた。悪夢のような戦場で、泣きそうな顔をして笑うこの馬鹿をいつも見ていた。-だから私は、こいつを守ると決めている。こいつは放っておけばすぐに傷ついて、一人で思い悩むような馬鹿なのだ。だからこそいま、約束しよう。世界がどんなに変わり、なにもかもがだめになったとしても、私は-。残酷過ぎる未来の扉が開く、ファンタジー・イノヴェーション。
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关联条目
- 系列 大伝説の勇者の伝説