修羅の国南部の人口30万人を数える中核市、箕門(みかど)市。
古来より交通の要衝として栄えた城下町である。
太陽がギラリと輝き。蝉の声も絶え間なく響く夏の日……
そう、主人公らの通う私立箕門学園高等部は夏休みに
突入して早くも二週間が過ぎようとしていた。
本物語の主人公たる彼、
冴えないボカロPたる『シュン坊』こと朝倉春一(あさくら・しゅんいち)は、
今日も楽器店でバイトの日々を送っていたのだが。
春一に今朝届いたばかりの青い目の幼馴染からのメールには、
驚愕すべき事実がさも真実のように書かれており、
彼自身半信半疑だった。
だが、その幼馴染は冗談を言うような正確ではない。
その事を春一は十分に理解していた……はずだった。
物語は春一のもう一人の幼馴染、
赤毛の誰かさんの呼びかけから始まる……。
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古来より交通の要衝として栄えた城下町である。
太陽がギラリと輝き。蝉の声も絶え間なく響く夏の日……
そう、主人公らの通う私立箕門学園高等部は夏休みに
突入して早くも二週間が過ぎようとしていた。
本物語の主人公たる彼、
冴えないボカロPたる『シュン坊』こと朝倉春一(あさくら・しゅんいち)は、
今日も楽器店でバイトの日々を送っていたのだが。
春一に今朝届いたばかりの青い目の幼馴染からのメールには、
驚愕すべき事実がさも真実のように書かれており、
彼自身半信半疑だった。
だが、その幼馴染は冗談を言うような正確ではない。
その事を春一は十分に理解していた……はずだった。
物語は春一のもう一人の幼馴染、
赤毛の誰かさんの呼びかけから始まる……。