ep.9 揺れる恋胸が高鳴る決意の旅行想い届ける最後の賭け
时长: / 首播:2018-05-31
オフィスに出社した南さやか(中村アン)は、以前のひっつめ髪にすっぴんメガネの地味系女子に戻っていた。驚くみんなに「やっぱりこっちの方が落ち着くかなって」と笑うさやか。
カフェで落ち合った宇野友美(佐津川愛美)も、「そっか、町田君とは終わっちゃったか。それでその格好……」とさやかの地味な姿を見る。町田はさやかのいる家を出て、小笠原杏子(大政絢)とやり直すつもりでいるようだった。「私、やっと分かったよ。いくら頑張っても無駄だって。もう忘れたい。町田君とのこと、全部」とさやかは友美に打ち明ける。
その折、広島の町おこしのプロジェクトで、取材スケジュールが出演者の都合で急に早まることになり、さやかと鷺沢亮介(大谷亮平)は、急きょ翌日から泊まりの取材に行くこととなった。
同じ頃、杏子とランチをしていた町田は、杏子から「明日の土日、オフなの。旅行でもしない?」と誘われていた。その町田は「いいよ」と言いながらもふと、さやかと過ごした日のことを思い出していた。その町田に杏子は、ロンドンの会社の資料を手渡し「翔平の席、まだ空いてるって」と伝えるのだった。
翌日、さやかは亮介と広島出張へと旅立った。一方、町田は杏子と落ち合う。だが杏子は「明日、ロンドンの新会社の社長が、急遽来日することになったって。明日の夜、面談できるって言うんだけど、どうする?」と町田に尋ねる。「会うよ」と町田はロンドン行きのスカウト話に前向きになる。
その頃、広島取材を続けるさやかと亮介。懐かしい商店街や神社を回って、思い出話に花を咲かせる。思わずさやかは、「……ほんとに亮ちゃんは女心が分からないっていうか。鈍感だよね、昔っから」と言ってしまって、ハッとする。「……だよなあ」と亮介は苦笑した。
杏子は、町田が急にロンドン行きを決心したのは、さやかのことを忘れるためかと町田に勘繰ったりもするが、「関係ないか。翔平がチャンスを掴んでくれればそれでいい。今度こそ私は翔平の傍にいて一緒に前に進むんだから」と翔平に寄り添うのだった。
さやかは、亮介と訪れた縁結びの神社で、自分が今年の元旦に書いた絵馬があるのに気付く。そこには、「今年も亮ちゃんの隣にいられますように」とあった。さやかが、「町田君に出会う半年前の私の願い……」とそれをこっそり見ていると、亮介がのぞき込んだ。「また俺のこと、好きになれよ。待ってるから」と亮介。
町田は、さやかには、ロンドン行きを告げないつもりでいた。そんな町田を藤崎隼人(市川知宏)らが、「おまえ、明日誕生日だろ?」と祝う。誕生日と言われて、町田はふと、記憶をなくす前のさやかとの約束を思い出した。それは、二人の思い出の公園で、町田の誕生日を祝おうというものだった。
だがさやかは、そのことを覚えていなかった。広島で、亮介と過ごしているさやか。そんなさやかに「俺のことを鈍感って言うけど、おまえが無理しているのは分かるから」と言う亮介。そのさやかのもとに町田から電話が入る。「明日、帰ってくるんだよな?」と尋ねる町田。だが、さやかは、「急な仕事でも入った?」と約束を思い出す気配もない。その上さやかは、「町田君の言っていた意味が分かってきたよ。私も“正しい場所”に戻りたいって思う。だからもう、町田君のことは思い出さない。町田君の家も出て行くから」と言ってしまうのだった。
翌日の6月3日。さやかは亮介と旅館の朝食を食べながら、ニュースで伝えられたその日付と、テーブルの上の紫陽花を見て、ふと記憶が蘇る。6月3日は町田の誕生日で、さやかは町田と、二人の関係が始まった思い出の公園で毎年誕生日を祝おうと約束をしたのだった。さやかはそれをはっきりと思い出す。
「どうかした?」と尋ねる亮介に、さやかは「なんでもない」と誤魔化す。その後の取材も明るく振る舞うさやかだが、その様子が気になる亮介。その亮介とさやかは、取材後は、亮介の実家で亮介の母に会うことになっていた。さやかも「おばちゃんに会うの久しぶり」とそれを楽しみにしていたのだが、亮介に紫陽花をプレゼントされて、ふと気持ちが揺らぐ。町田のことを思い出してしまったからだった。「あいつのことは考えるなよ」と言う亮介だが、「ごめん、亮ちゃん。でもこんな気持ちじゃ……」とさやかは、東京に戻りたくなる。そんなさやかに、「分かった。でもダメだったら俺のところに戻って来い。一人で泣くな」と亮介。その亮介を残して、さやかは町田の元へと向かった。
その頃、町田は、ロンドンの会社の社長と挨拶をしていた。傍には杏子。その時、テーブルに置かれた町田のスマートフォンにメールが入った。町田は気付いていないが、それはさやかからだった。「今夜、夜の0時まで公園で待ってます」とメールを送ったさやかは、公園へと向かっていた。町田のスマホに入ったさやかのメールに気付いたのは杏子だった。杏子はそのさやかのメールを完全に消去して、町田にスマホを返した。町田と社長の面談はうまく運び、町田のロンドン行きが決まった。
公園で町田を待ち続けるさやか。だが、町田が現れることはなく時計は0時を示し……
オフィスに出社した南さやか(中村アン)は、以前のひっつめ髪にすっぴんメガネの地味系女子に戻っていた。驚くみんなに「やっぱりこっちの方が落ち着くかなって」と笑うさやか。
カフェで落ち合った宇野友美(佐津川愛美)も、「そっか、町田君とは終わっちゃったか。それでその格好……」とさやかの地味な姿を見る。町田はさやかのいる家を出て、小笠原杏子(大政絢)とやり直すつもりでいるようだった。「私、やっと分かったよ。いくら頑張っても無駄だって。もう忘れたい。町田君とのこと、全部」とさやかは友美に打ち明ける。
その折、広島の町おこしのプロジェクトで、取材スケジュールが出演者の都合で急に早まることになり、さやかと鷺沢亮介(大谷亮平)は、急きょ翌日から泊まりの取材に行くこととなった。
同じ頃、杏子とランチをしていた町田は、杏子から「明日の土日、オフなの。旅行でもしない?」と誘われていた。その町田は「いいよ」と言いながらもふと、さやかと過ごした日のことを思い出していた。その町田に杏子は、ロンドンの会社の資料を手渡し「翔平の席、まだ空いてるって」と伝えるのだった。
翌日、さやかは亮介と広島出張へと旅立った。一方、町田は杏子と落ち合う。だが杏子は「明日、ロンドンの新会社の社長が、急遽来日することになったって。明日の夜、面談できるって言うんだけど、どうする?」と町田に尋ねる。「会うよ」と町田はロンドン行きのスカウト話に前向きになる。
その頃、広島取材を続けるさやかと亮介。懐かしい商店街や神社を回って、思い出話に花を咲かせる。思わずさやかは、「……ほんとに亮ちゃんは女心が分からないっていうか。鈍感だよね、昔っから」と言ってしまって、ハッとする。「……だよなあ」と亮介は苦笑した。
杏子は、町田が急にロンドン行きを決心したのは、さやかのことを忘れるためかと町田に勘繰ったりもするが、「関係ないか。翔平がチャンスを掴んでくれればそれでいい。今度こそ私は翔平の傍にいて一緒に前に進むんだから」と翔平に寄り添うのだった。
さやかは、亮介と訪れた縁結びの神社で、自分が今年の元旦に書いた絵馬があるのに気付く。そこには、「今年も亮ちゃんの隣にいられますように」とあった。さやかが、「町田君に出会う半年前の私の願い……」とそれをこっそり見ていると、亮介がのぞき込んだ。「また俺のこと、好きになれよ。待ってるから」と亮介。
町田は、さやかには、ロンドン行きを告げないつもりでいた。そんな町田を藤崎隼人(市川知宏)らが、「おまえ、明日誕生日だろ?」と祝う。誕生日と言われて、町田はふと、記憶をなくす前のさやかとの約束を思い出した。それは、二人の思い出の公園で、町田の誕生日を祝おうというものだった。
だがさやかは、そのことを覚えていなかった。広島で、亮介と過ごしているさやか。そんなさやかに「俺のことを鈍感って言うけど、おまえが無理しているのは分かるから」と言う亮介。そのさやかのもとに町田から電話が入る。「明日、帰ってくるんだよな?」と尋ねる町田。だが、さやかは、「急な仕事でも入った?」と約束を思い出す気配もない。その上さやかは、「町田君の言っていた意味が分かってきたよ。私も“正しい場所”に戻りたいって思う。だからもう、町田君のことは思い出さない。町田君の家も出て行くから」と言ってしまうのだった。
翌日の6月3日。さやかは亮介と旅館の朝食を食べながら、ニュースで伝えられたその日付と、テーブルの上の紫陽花を見て、ふと記憶が蘇る。6月3日は町田の誕生日で、さやかは町田と、二人の関係が始まった思い出の公園で毎年誕生日を祝おうと約束をしたのだった。さやかはそれをはっきりと思い出す。
「どうかした?」と尋ねる亮介に、さやかは「なんでもない」と誤魔化す。その後の取材も明るく振る舞うさやかだが、その様子が気になる亮介。その亮介とさやかは、取材後は、亮介の実家で亮介の母に会うことになっていた。さやかも「おばちゃんに会うの久しぶり」とそれを楽しみにしていたのだが、亮介に紫陽花をプレゼントされて、ふと気持ちが揺らぐ。町田のことを思い出してしまったからだった。「あいつのことは考えるなよ」と言う亮介だが、「ごめん、亮ちゃん。でもこんな気持ちじゃ……」とさやかは、東京に戻りたくなる。そんなさやかに、「分かった。でもダメだったら俺のところに戻って来い。一人で泣くな」と亮介。その亮介を残して、さやかは町田の元へと向かった。
その頃、町田は、ロンドンの会社の社長と挨拶をしていた。傍には杏子。その時、テーブルに置かれた町田のスマートフォンにメールが入った。町田は気付いていないが、それはさやかからだった。「今夜、夜の0時まで公園で待ってます」とメールを送ったさやかは、公園へと向かっていた。町田のスマホに入ったさやかのメールに気付いたのは杏子だった。杏子はそのさやかのメールを完全に消去して、町田にスマホを返した。町田と社長の面談はうまく運び、町田のロンドン行きが決まった。
公園で町田を待ち続けるさやか。だが、町田が現れることはなく時計は0時を示し……