ロングの黒髪、真っ白な肌を持つ、清楚で慈愛に満ちた優しくおだやかな美少女。現在行方不明になっている。彼女の存在は、ごく一部の者(薫や阿黒津など)にしか知られていない。
涼は、はるか以前に絶えて久しいと思われていた学園の四方護(しほうのもり)のひとつ、西司(にしのつかさ)であった白鷺家の生き残りであり、言霊使いとしての力を持ってはいないが、他の言霊使いの力を無限に増加させる触媒のような役割を果たす。ゆえに言霊使いが彼女を手に入れることは、最強の力を手に入れることに等しい。涼の所在は抽象概念としての学園の真下、「世界の綻び」のただなかである。人柱として世界の意志を実行している。薫はこのことを知らない。真実を把握しているのは阿黒津のみである。
涼は、はるか以前に絶えて久しいと思われていた学園の四方護(しほうのもり)のひとつ、西司(にしのつかさ)であった白鷺家の生き残りであり、言霊使いとしての力を持ってはいないが、他の言霊使いの力を無限に増加させる触媒のような役割を果たす。ゆえに言霊使いが彼女を手に入れることは、最強の力を手に入れることに等しい。涼の所在は抽象概念としての学園の真下、「世界の綻び」のただなかである。人柱として世界の意志を実行している。薫はこのことを知らない。真実を把握しているのは阿黒津のみである。