フィン＝シェアード

美術館の絵画から抜け出したかのような、天使のように愛らしい女の子。
その実体はまさに天使であり、神様をその身に降ろすことができる特殊な存在。
しかし神様の言葉を伝えるためだけに生きてきたため、自分で考えて行動することができない。
そのため親身になってくれる相馬に大きな信頼を置き、親しみを込めて 「お兄さん」 と呼び、純真無垢な笑顔でひな鳥のように後をついてくる。

見た目以上に言動から幼さが滲み出ており、ちょっとした冗談もすぐに信じてしまう。
また感情の起伏がほとんど見られず表情にも出さないが、実はがんばり屋さん。
助けを必要としながらも、少しずつ成長しようとする姿には庇護欲を掻き立てられる。
その瞳で見つめられると、ついお菓子をあげてどこかへ連れ去ってしまいたくなることうけあい。

「あの…… わたしはここで何をすればいいんでしょうか？」