#1 - 2023-6-22 13:02
日立温 (迈向大和抚子之路)
少し理想的でご都合要素はあるものの好みだし、面白かった。
タイトルから同じレーベルのビジネス理論で友達作りのアレみたいな話かと思っていましたが、違いました。
どちらかというと漫画「いただきます」とか「ショーグン」とか「俺の空」みたいな少し変わった要素と、理想をかかげる主人公がビジネスで世界を変えるタイプのお話でした。
ある意味、デビュー作の「ラブコメを現実に」ということで、主人公が青春をよくしようとする話と本質的には同じです。
この巻でもラストそうでしたが、単に合理的なビジネス理論だけでとどまらずに作者の「理想」をぶつけてくるから好きです。

厳密には現実と同じ世界ではなく、若い経営者に〈育英生〉としてビジネスチャンスと支援が与えられる世界ということで、現実よりまだ変革の可能性の高い世界となっています。
もう今の日本はそれが期待できないほどの社会になっているのが残念です。
名前そのものは育英会からでしょうが、若い人間に経済的なプラス支援という意味では松下政経塾あたりをモデルに拡大した感じでしょうか。
まあ今の松下政経塾が高い理想を掲げた存在かどうかには疑問の余地がありますが。

1巻では経済支援の育英生になるためのテストとして、自分の会社の仕事をしながら、自己評価をあげる話です。
もうコンサルとして働いている真琴 成(まこと せい)は、自分の村がなくなるということで地方盛り上げをするための新規会社を立ち上げたばかりの天然田舎娘の環 伊那(たまき いな)と知り合い、一次試験突破を目指す話です。
なので、話としてはW主人公が知り合い、タッグを組んで一つのヤマを乗り越える話で、シリーズとしては序盤といったところです。
シリーズとしての本格的な話の始動は2巻からというところでしょう。

正直いえば、そんな理想や善性だけでうまくいくのか?という要素はあるので、反発して評価しきれない人もいる作風だと思います。
ただ私は「理想が世界を変える」みたいな考えや話は好きですし、それを物語として組み込んでくる姿勢は好きなので長く続いて欲しいタイプの話です
#2 - 2023-6-22 13:06
(迈向大和抚子之路)
再次感到了尼亚真的很喜欢初鹿野创w